第3回



−花・体・験−

長 月
 盛夏−。

 草木は呼吸をはずませながら伸びているようです。しっかり根を張って。幾度草を刈って抜いても伸び上がって来る。
 庭先に少こしの敏を造ってもらって、年老いた母が夏作野菜を今日も楽しんでいる。

 夏季野菜は暑熱を好むのは当然−。
 暑熱こそ命なのです。その証拠に茄子も、南瓜も、とうもろこしも、土用に入って、ほんとうの味を出してくれる。と話して下れました。雑草の中で、秋明菊がたおれかかっている所に、押えるように、40センチ程の丈の大葉が数株、堂々と座をとっているではありませんか。何の大葉なのかよく観察するとコンフリーの様です。
 平成六年に効力を教えていただいて、植付したのを忘れていたものでした。これは野草だけど、昔は牛のごちそうだったもの。蛋白質が多く含まれて畑のミルクだ。と言っていたのを思い出しました。六月の台風で、流れボロボロになったと思ったのに忘れずに八月のいま地面をふさいでいた。かつお菜に似ているので食用にと思い茎の下から六枚位欠いでコンフリーの下ごしらえをすることにしました。葉は毛羽立っているので、専用のタワシで裏表を丁寧に洗って切ってキュッキュッと手もみして、アク抜きをして、おひたしにしました。カボスと少しのダシ汁で一品です。八月の野菜は何でもおいしいんですね。そのわきに副えました。先人は自然と共存しその生活の知恵に共感しています。コンフリーは血液を浄化する作用があるときいてます。
 他に天ぷら、コンフリー酒等つくってみたいものです。


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