「痴呆は治らない」と考えられがちですが、治療によって良くなる場合があります。
「痴呆」という言葉そのものは病気の名前ではなく、記憶が悪くなったり、今まで出来ていた事が出来なくなるなどの症状を表現する言葉です。痴呆の原因にはさまざまな病気があり、その治療法があります。他の例で言うと、頭痛という言葉が、髄膜炎や脳出血などの病気によって起こる症状が異なるのと同様です。痴呆の原因となる病気の1つに「正常圧水頭症」があります。
| 典型的な症状として痴呆、尿失禁(頻尿)、歩行障害を引き起こします。痴呆性高齢者を介護しておられて、「歩幅が小さく、前かがみで転びやすい」「何回もトイレに行くあるいは、失禁してしまう」という場合にはこの病気である可能性を考える必要があります。適切に治療することで症状がかなり改善する場合がみられます。「多発性脳梗塞」と言われている場合にも水頭症が合併していることがあり、歩行や排尿の異常に気づいたときには医師に相談することが大切です。 |
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